(仮訳)アゾレス諸島産のコウヤクタケ類の新種、Lagarobasidium calongei
Dueñas, M. et al., 2009. Lagarobasidium calongei (Aphyllophorales, Basidiomycota), a new species of corticioid fungi from Azores Islands. Anales del Jardín Botánico de Madrid. Available at: http://rjb.revistas.csic.es/index.php/rjb/article/view/326/321 [Accessed September 26, 2017].
【R3-04426】2017/09/26投稿

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3行まとめ

アゾレス諸島で採集されたコウヤクタケ類の一種を検討し、Lagarobasidium calongeiとして新種記載した。
本種は担子胞子が平滑厚壁で、棍棒形の薄壁シスチジアおよび円筒形の骨格菌糸状シスチジアを有することなどで特徴づけられた。
本種はL. detriticumに非常に類似していたが、担子胞子の形態、2型のシスチジアを有する点、ITS領域の塩基配列などが異なっていた。
Portugal, Azores, Pico, S. Roque, Meia Encosta de Sta. Luzia, Travessa de Cima

(新種)

Lagarobasidium calongei M. Dueñas, Tellería, Melo & M.P. Martín
語源…F.D. Calonge氏に献名
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【よく似た種との区別】
Lagarobasidium detriticum
薄壁シスチジアの頂部が幅広い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく楕円形
本種と異なり骨格菌糸状シスチジアを欠く
本種とITS領域の塩基配列が異なる
Lagarobasidium cymosum
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく類球形
本種と異なりシスチジアが棍棒形および円筒形ではなく錐形